あと半年たつと60歳になるのだが、59歳という一年で一気に5歳くらい老け込んでしまいそうな感覚がしている。
50歳のころは、十分にまだ元気だと思えた。
55歳になるとその自信に陰りが見え始めた。
59歳になると迫りくる60代が恐ろしくなってきた。
一日どれだけのことをやり遂げるかよりも、一日をどう疲れを溜めずに終えられるかが大切になったきた。
それでも何もせずにただ、老いていくのはつらい。
本当にやりたいこと
やらなければならないこと
今の自分にできること
何を捨てて何を取るか、そのことばかり考える。
まだ、やっと60歳なのに随分と老け込んだ考えをしていると思われるかもしれない。
父が余命1年の宣告を受けて5年以上たつ。
思いのほか、今も元気だ。
介護保険のサポートを受けて一人暮らしが可能になるなんて、想像もできなかった。
長くは続けることができない制度だと実感しているだけに、幸運に感謝している。
弱っていく父親が教えてくれたことは、壊れてしまった脳のしたたかさと老いの悲しさ。そして私自身がどれほど未熟な人間だったかということ。
実を言うと私は、昔から物事を深く考えるのは嫌いだった。
結局は堂々巡りで、時間の無駄だと思っていたから。
だけどさすがにこの年になると、これまでのことをじっくり振り返って考えてみる必要を強く感じずにはいられない。
過去の輝きにすがるでもなく、この先を悲観するでもなく、現状をしっかりと客観的に見据えてすごしていけるように。
…やっぱり、明日こそは図書館にでかけよう。
ルームシェア中のモルモット。なにもかも可愛すぎ♡